地球の宝石箱　ラオスのポーンサワン〜サムヌア間

映画の撮影でラオスを訪れた時に行った、ポーンサワンからサムヌアにかけての山岳地帯の写真です。ラオスといえばベトナム戦争の暗いイメージがありますが今では、かつての若者達がタイを目指したように若者達はラオスを目指します。美しい景観、そこで暮らす素朴な人達、ケミカルな農薬に汚染されていない野菜やフルーツ、メコン川から捕れたばかりの魚、青い地球の源である濃厚なジャングルがはきだす新鮮な空気など、魅力が尽きることはありません。

都会で暮らしていると、美しい惑星で生きているということを実感するようなことはあまりありませんが、こういった呼吸することすら快楽に感じられる日々を得られることは、旅の大きな魅力です。

海を渡ると言われているマダラ蝶の仲間でしょうか？この蝶の仲間は日本にも沢山います。日本の田舎に行くと、その自然の密度に驚かされます。山などを少し歩けば蝶が飛び交い、すぐそこの木にはクワガタやカブト、コガネムシが樹液を吸いに集まり、そのすぐ上の草原にはトンボの群れているようなことが良くあります。世界中旅をしても日本のように濃厚な自然に出会うことはなかなかありません。しかし、このラオスは別です。もしかしたら日本以上かもしれません。人を心の底から癒してくれるラオスの自然は本当に美しいです。