【タイ/クラビーのアオナン・ビーチ】
この社会が悪い、何々が悪いと物事を悪く批判するのはたやすいことだ。しかしこの世界を嫌いながら生きることはとても悲しい。世界をみれば確かに戦争という名の殺人と略奪、資源の奪い合い、飢え、階級社会などネガティブなことはあるが、そういったマイナスの力に自分を染めてしまってはいけない。何故なら俺たちは不幸になるために生まれてきたのではないからだ。
ここ５０００年程の人類の歴史は誰でも知っていると思うが、戦争に明け暮れた時代だ。そして戦争がまた新たな憎しみを生み、その憎しみがまた戦争を起こし殺しあう。今もそれをやっているところもあるし、今後やろうとしているところもあるのかもしれないが、そうしたところでいったい何の得があるんだ？人が憎しみあって殺しあって喜ぶのは武器商人やそれに関わる財閥やその血筋である政治家ぐらいだろう。そんな奴らを喜ばして、今まで何か一つでもいいことあったのか？
じゃーどうすればいいのか？
皆も真剣に考えて欲しいが、俺は解決の糸口は憎しみを乗り越える以外にはないと思う。憎しみは憎しみとしてあるけど、その憎しみを明るい未来を創るエネルギーに変えるしかない。
今回の原発事故に関して、俺も正直怒りを感じる。しかし何故ああなってしまったのか、元をただせば原発に関して無関心だった俺達が一番良くなかったわけだ。そのことは今回の件で多くの人達が反省したことと思う。
気がつけば日本は５０以上もの原発を稼動させ平和利用の名のもとに、アジア支配の拠点を日本におくアメリカ軍（もしくは日本の自衛隊）の、核兵器の原料であるプルトニウム生産工場になっていたのだ。政府が発表している『原発がなければ日本の電力をまかなえない』とか『高度経済成長を支えてきたのは原発だ』というホラ話を信じている奴がいるなら、そいつは間違いなくアホだと俺は自信をもって言う。俺の話が嘘だと思うなら、今の水力発電の技術を自分で確かめてみて欲しい。
このような事態に怒りを感じない人がいたら、確実にその人は人の形をしているが人ではない他の生き物だ。しかし、この怒りはとてつもなく大きなものだが、この怒りだけにとらわれているのもまた悲しいことだ。この怒りを憎しみとして心に残したりするのではなく、平和的創造をする力に変えなければならない。簡単なことではないが、とにかくそれしか道はない。
コレを読んでいる俺達は今も尊い命の営みの中、生きている。無関心だった俺達も悪かったんだから反省し、二度とあのようなことを起こさせまいと一人一人が心に誓い、新しい未来を創ってゆく勇気に変えてゆくしかないんだ。
今、俺達はＦａｃｅｂｏｏｋなど様々なものを通じて瞬時につながり、イザという時は悪政などに抗議し、それに勝つ力をもっている。もう我々が権力のいいなりになる時代は過ぎたのだ。
時代は確実にいい方へ変わってきている。俺達が今いるのはＩＴ革命というとてつもなく大きく静かな時代の変わり目だ。紀元前３０００年頃始まったピラミッド型社会、その５０００年もの長い争いの中で頂点を極めたはずのアメリカ経済の崩壊は資本主義の崩壊を意味し、資本を持つ者達が社会を牛耳る時代の終わりを意味している。俺達が権力者達の醜い権力争い、資源の奪い合い、略奪、殺し合い、偽の道徳、宗教、価値観に翻弄され使い捨てにされる時代は過ぎ、ようやく『個』の復興と開花の時代がやってきたのだ。それは俺達一人一人が、この地球や宇宙で生きていることの素晴らしさを感じ、一人一人がそのつながりの中、幸せに生きてゆく時代がきたということだ。
【同じくタイ/クラビーのアオナン・ビーチ】
国立公園に囲まれたクラビーはすっかり観光地になってしまったが
今でも中心街を離れると360度・完全パラダイスだ！！
【タイ/クラビーのプラ・ナン・エリア】
カップルや家族で行くのがＢＥＳＴ！
一人旅はやめた方がいい
南国の楽園はやっぱ異性と行きたいね！
